空が青いから、今日も頑張れる
夕日が綺麗だから生きていける
雨が地面に降り注ぐ音が心の灰汁を流し、今日はここに留まっていいよと許してくれる気がしてほっとする
今年は初めて、日照時間が短くて寒く薄暗い冬を迎える。
人によっては、気分が滅入りやすくなるらしい。
人生前半をクヨクヨ落ち込み屋として過ごした私は、去年すでに盛大に落ち込んだこともあって、今はまだ落ち込むことに疲れている。
落ち込むためのエネルギーが枯渇しているとでも言おうか。中年にもなるとずっと落ち込み続けるにもエネルギーがいる。
外に出てやることがないなら、冬籠を許されていると考えてお家でぬくぬくすることを考えよう。
映画、読書、楽器の練習、普段しない楽しみのための料理、ボードゲーム、人とお茶をする、愛らしい動物を飼う、文章を書く
アリとキリギリスの話を思い出す。
来るべき長い冬のためにちゃんと備えておけば大丈夫というメッセージ。
私が英国に越してきたのは春だから、お天気が良いと人々がこぞって日光を浴びに外へ出てくる印象だった。
春の日差しを浴びて、生き物としての活力を太陽から与えられるその日まで、心地よく暮らすために少しづつ準備をしよう。
そして落ち込んだ時は、そういう時もあるさと深刻にならずにやり過ごそう。